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生活習慣病への思い

循環器(主に心臓、血管)疾患に関して、外科、内科の両方の立場から診療を行ってきました。緊急手術や、重症の患者さんも経験してきました。

たくさんの患者さんと出会う中で膨らんできたのは

 

「ここまで悪くなるまでに、なんとかならなかったのだろうか?」

 

という思いです。

 

心臓の病気、と聞くと、特別な人がかかる病気、というイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、心臓病の多くが生活習慣病(高血圧や糖尿病、高コレステロール血症など)が持続した結果、発症します。

 

「もう少し早く受診していれば...タバコをやめていれば...血圧の治療をしていれば...」

 

そう思うことが少なくありませんでした。

 

日々を生きる中で、何かしらの体調不良や、体の悩みがあったとしても、「忙しいから...」と無理をしてしまったり、つい自分のことを後回しにしてしまうこともあるでしょう。

しかし、それを放置することで、後々思わぬ重大な病気につながることもあります。

病気になることで、ご本人はもちろん、大切なご家族の人生をも変えてしまうこともあります。

 

ひとは病気や加齢から完全に逃れることはできません。

しかしどのように病と向き合うのか、どのように日々を生きるのかを、自分で決めることができます。

こころがけひとつで、病気の悪化を予防していくこともできるようになってきているのです。

 

当院では、生活習慣病について、重篤な疾患への進展を予防するための生活指導を行います。また、必要な場合には検査を行い、患者様とよく相談を行った上で、最新のエビデンスに基づいた薬物治療を行います。

また、もし重篤な疾患であると判断される場合には、すみやかに適切な医療機関に紹介し、精査治療をうけていただきます。

 

治療を行う上では、まずは治療の中心であるご本人の意思を尊重した上で、それを最新の医療とどのように結びつけるかを考え、ご提案をさせていただきます。

 

 

ご一緒に、より良く日々を送るための方法について、考えてみませんか。

いつでもお待ちしています。

 

院長 村西 菜苗

 

 

 

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